ボタニカルアートとは、特定の植物種の形態、色彩等の詳細な説明するために、説明文と共に書籍、雑誌に描かれるイラストのことです。
今日では、植物が芸術的に描かれているものをボタニカルアートBotanical art、科学的に描かれているものをボタニカルイラストレーションBotanicalillustrationと理解されています。
植物の描写が含まれている古代の植物に関する書物は薬用の目的でした。
これらは植物種の見分け方や病気治療の使用方法が書かれていました。印刷技術が無かった時代でしたので、大変な手間をかけて手でコピーされ、イラストは一部づつ描かねばなりませんでした。印刷技術が出来ると、植物画は木版画、銅版画等によりプリントされ、その後手で色付けされました。
家人がボタニカルアートを習い始め、何年かしてその作品を見て、なかなかいいものだなと思っていました。
アクリル絵の具で描いています。先生の作品とか家人の作品を家の壁にかけて楽しんでいました。
その絵がある空間は何とも言えない爽やかな空気が漂うのです。
欧米の映画とかテレビドラマのシーンで、部屋や階段、廊下の壁にかけられた額の絵にアンティークな植物画が多く見ることが出来ます。
その内、ボタニカルアートと呼ばれる植物画の歴史に興味を持ち始め、現代のボタニカルアートの源流である18世紀頃の西欧で出版されたに収められた作品を見るようになりました。
繊細なラインは銅版画により表現され、当時はカラー印刷技術が無いので、色彩は手作業で色付けをしています。
長い年月を経て、描かれた植物の輪郭のシャープさは変わらないが色目が微妙に変色し、印刷紙も変色しており、それらの変化が心地よい気持ちにさせてくれます。
それらアンティークの植物画の魅力に取り憑かれました。
家人の作品
アンティーク作品
もし、ご興味を持たれたら一度アンティーク プロムナードのHPをお訪ね下さい。
http://www.antique-promenade.com/?mode=cate&cbid=2247358&csid=0